元記事

えいちてぃーてぃーぴー//magic.tcgplayer.com/db/article.asp?ID=9237

定業とジェイスは(スタンの)青デッキにおいて使いかたが難しい。
これらの2枚のカードにはとても多くの選択肢がある。
正しい使い方をすれば、ほとんどのゲームにおいて1枚で有効牌を確かに見つけることができる。


定業について考えてみたい。

この記事は現在使っている青黒コンを例としているが、
青赤、青白においても簡単に置き換えられる。
「破滅の刃」は「稲妻」、「未達への旅」にというように。
つまりポイントはデッキに定業、ジェイス、マナ漏出があるかどうかだ。

(1) 必要になるまで定業は使うな

これはこの記事において最も重要な事。
定業は使い所を考えれば、さらに有用な価値が出る。
早い段階の定業はキャントリップにすぎないが、遅い段階での定業は勝利をもたらす。
例えば、2、3枚の土地、除去、そしてカウンター呪文があるとしよう。
この状態で定業を撃った場合、それは有効かい?
(定業をCASTしなかったとして)数ターン後、おそらくいくつかカードを引いているだろう。
そして定業を打つ。
きっとその時は何か有効牌を引いているはずだ。

このセオリーは展開が遅いゲームではとても重要だ。
遅い段階での定業は相手にとって嫌なカードをもたらしてくれるだろう。
もちろん、いつもそうとはかぎらないけどね。


(2)定業を打つ目的
たいていの青コントロールは1対1交換するカードがほとんどで、
ジェイスとタイタンが決め手。

シャッフル手段がないのなら、(ジェイスのブレスト後は)
定業は知識の渇望のように撃てる。
勝利に必要なジェイスやタイタンのような、
まだデッキに残っている有効牌を見つけ出せる。

ポイントは定業を撃つ際には目的があるという事。
キャントリップとして使わないで、サーチカードとして使うんだ。

また、3ターン目の定業はコントロールのミラーにおいて、
自分の中でベストな動きのひとつだ。

もし3つ目の土地を打つ前に定業を打ったならば、
相手はあなたが土地を持っているかいないか考えるだろう。
そして、時々カウンターしてくる。
カウンターされたとして、土地を出す。
キミが定業を打った時から
相手はカウンターを持っているかとても考えるはずだ。
ここでの定業の目的は、情報の引き出しと相手のミスを誘う事。

もし、定業がカウンターされなかったとしても
1ターン目に定業を打つよりは今後の為になる情報を得ているはずさ。


(3)盲目的に定業を撃つな
相手のプレイングを見る前に、定業を1ターン目で撃つ人をよく見るんだよね。
どうやって、キープするのか、ボトムに置くのかを決めるんだい?
2枚目のDoom Bladeが欲しいのかMemoricideをScryするのかまだわからないだろう?
ただし土地1枚と定業キープは除くよ。
まぁ、そのキープは普通やっちゃいけないけど。

最初の6ターン目まで、理想的に土地をおけたならば
次の4ターンはスペルがいらないほど手札が充実してるはずだ。
もちろん、ジェイスがあって1~2マナのカウンターがあるなら、攻撃的に動くと思うけど。
コントロールミラーで土地事故は負けを早めるよ。

(4)精神を刻むもの、ジェイスについて

ジェイスはなんでもできる。
劣勢を挽回できるし、有利な時には勝ち筋を太くしてくれる。
その例をいくつかを挙げてみよう。

コントロールのミラーゲームでは、マナリークをかいくぐって出れば勝ちだ。

違った例としては緑単エルドラージとの試合だ。
次のターンで相手が6マナに届く! といった時にジェイスをCASTできたとしよう。
幸運な事に彼の-1能力でジョラーガの樹語り、草なる胸壁、
さらにはエルドラージトークンでさえもバウンスできる。
次のアンタップの機会を迎える事ができるんだ。

復讐蔦デッキやエルフデッキとのようなマッチアップの場合、
ジェイスはエンドカードをもたらしてくれたり、
カードアドバンテージを生み出してくれる。
ブレインストームを連打する事によって、
これらのデッキと急速にアドバンテージ差をつける事ができ、
フロストタイタンと忍び寄るタール坑で勝利できるだろう。

ヴァラクートやコントロールミラーの場合、
+ 2能力を使っていき、最終奥義までもっていくのがベストだ。
逆にフロストタイタンは最悪で、
相手のジェイス最終奥義を防ぐためだけで召還してはダメだ。
タップアウトするリスクを背負うべきではない。

このように、各種デッキとのマッチアップでジェイスの役割を考えるべきだ。

また、場に一体ジェイスが出ている状態で、
さらにジェイスを引く事があるけど、それはキープだ。
この状態であれば、相手は勝つ為にこちらのジェイスを消そうとしてくる。
そんな時追加のジェイスがあれば、負ける確立がぐっと減る。


(5)トリンケットメイジ と 不死の霊薬

不死の霊薬はいけてるか、って話題については多く議論されてる。
でもなんでみんなこのカードを使わないのか、理解に苦しむね。
デッキを良くする為には重要だと俺は思うよ。

トリンケットメイジはただつよで、あらゆるマッチアップで役に立つ。
(トリンケットメイジ + 不死の霊薬が)役に立たない試合では他の優秀な除去に変えたり、
カウンターに変えたりする事ができる。

また他のカードとは異なって、どんなゲームに勝つのにも確実にしてくれる。
もう一度デッキの中から回答を得る事ができ、そして簡単に回答にたどり着く事ができる。
なぜならトリンケットメイジ、不死の霊薬、そしてジェイスのおかげで
十分なライフが確保でき、(ブレインストームで)4枚ずつカードを見れるからだ。
もちろんこれは遅いゲームでのプランで、そのように持っていくのがコントロールだけど。

(6)ゲームに勝ちにいってはいけない。

負けないようにプレイする事を心がける事が重要だ。
相手が除去を持っているかもしれないという状況で、
フルタップしてフロストタイタンをcastしてはいけないようにね。
もう一度いうけど、不死の霊薬のおかげで長期戦をはかる事ができるんだ。

(7)不死の霊薬は…
(略)


(8)サイドボーディング

サイドボードする時は加えるカードと抜いたカードを比較して、新しいデッキを組むイメージだ。
相手に対する有効なカードを入れる。
ランプ系デッキには追加のカウンター、クリーチャーデッキには追加の除去のように。

多くの人は何故俺がフロストタイタンをサイドアウトするのか聞いてくる。

Game1においていくつか不要になるスペルがあるけど
(黒単、UR昇天に対するDoom bladeのような)、
フロストタイタンはたいていそのデッキに対する回答になる。
でも、サイド後は6マナ捻り出すよりも低いコストでそのデッキに対する回答があるはずだ。


トリンケットメイジも同じように考えてみよう。
2/2というサイズはそんなに悪くない。
そしてアドバンテージもたらしてくれる事はいいことだ。

サイドアウトするとしたならば、
エルドラージグリーンのように2/2というサイズが無力な時だろう。


後、サイドボードする時はジェイスの役割を考えるべきだ。

タイタンをサイドアウトするならば、ジェイスは最終奥義を狙うべき。
だから漠然とブレインストームしてはならない。

デッキがタイタンと除去で溢れているならば、
ブレインストームを使っていくべきさ。



--------------

以上、ざっくり訳。
誤訳もいっぱいあると思うけど、それはご勘弁を…
自分のような初心者にとっては、有用な記事でした。



コメント

さとぅ
2010年11月1日20:19

翻訳乙です!
これは良い記事!定業あまり使ったことないけれど、これは打ちたくなりますw

LED
2010年11月1日20:23

>さとぅさん

ですよね!
これ読んでフェアリーにも定業つんでみました。
実際にこういう細かいプレイングが大事なんでしょうね。

海坊主
2010年11月1日20:37

正直、定業に対して否定的な立場でしたが、目から鱗でした。
参考にしたいと思います。

不死の霊薬に関しては、全くの同意見。
これは以前からとても強いと思っていました。

作りたいデッキのイメージが最近多過ぎて困るわw

すり
2010年11月1日20:40

これは良記事!
定業はよく適当に打ってましたww

HIRO
2010年11月1日20:51

この記事いい!!
青黒は使いたいデッキの上位なので参考になります。

グリクマン@絶賛休業中
2010年11月1日21:10

定業は確かに、良いカードだとは思いますが・・・この記事見ると、
初動の遅いデッキにおいて、やることが無い時に打つのはやっぱ駄目って事なんですかね?

う~ん・・・難しいですねぇ。しかし、こういうのを見ると、
色々考え方があって、MtGは面白いって再認識できますね。

エフ
2010年11月1日22:01

ジェイスの使い方が大体俺と同じで少し嬉しかった…

JAL
2010年11月2日9:15

なんと勉強になる……
翻訳ありがとうございます!

LED
2010年11月2日9:49

> 海坊主さん
自分も目から鱗でした。
不死の霊薬 + トリンケットは前回のGCCで試しましたが強かったです。
イメージが多くて困ってらっしゃるという事は、
それだけMTGを楽しんでいるのだと思いますよ。

>すりくん
そうだよね。
「とりあえず定業」
って何回やってしまった事か…

>HIROさん
自分で読んでみて、これはイイと思ったので、
頑張って訳してみました。

英語は苦手なんですがw

参考になれば幸いです。

>ブラック青赤マンさん
CASE by CASE なんでしょうね。
ハンドに相手の攻撃をしのげる手段がたくさんあるのなら、
定業は無理に打つ必要はない、というのが言いたい事なんでしょう。

ビートの醍醐味はいかに効率よく削るか、
相手の除去をいかに無駄なクリーチャーに打たせるか、
だと思いますが、
コントロールの醍醐味はここら辺の判断なんでしょうね。

>エフくん

エフくんのジェイスの使い方は見てて上手いと思います。
プロと一緒の使い方なら自信つくよね。

> JALさん
うまく訳せてるかは不明ですが…
MTGは奥が深い。

SaKURA
2010年11月4日23:59

最近青絡みよりビートの方が自分に向いてるのでは?と思い始めましたが、青を使いたくなりました!
LED

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